はるか昔の縄文時代には横並びで協力し感謝しあう世界が色濃かった。
そしてその時代は一万年強も続いた。
それが稲作など協同で事を行うことが増え、
縦型社会に移行していきルールも増えた。
今では資本主義が進み、資本家・経営者・労働者の役割分担がはっきりしてきて
報酬の格差も開いている現状。
そして分担社会ではルールが必要で、決まりが多くなるごとに権利だ義務だとなった。
また社会を統制・統治するためにも道徳的な儒教などの規定的な考え方が日本に入ってきて、
まあそれは統制・統治に一定の役に立った。
法治・徳治と治めることをせずとも治まっていた縄文時代、
この時代に学ぶべきことは多いのではないか。
そして事業においても、
こんな人の集まり・なりわいが理想なのではないか。
そんな事業体の形は、「協同組合」が合っているのかな、というのは思いました。
先達におすすめいただいた岡本太郎さんの「日本の伝統」を読んだところで、
縄文時代まで一度遡って現在を見つめ直す思索は一旦終わりにしようと思います。
これが何かの局面での判断や提案の糧になっていればよいなと思います。